かすがいつながる

平安時代の三跡の一人・小野道風の誕生伝説が残る書道の盛んな土地柄。
「書のまち春日井」を合言葉に書道文化の振興に努めています。
秋の風物詩・春日井まつりでは「道風平安朝行列」が行われます。

書道を気軽に体験できる
さまざまなイベントを随時開催

 文化フォーラム春日井や市内の各商業施設などで、誰もが気軽に書道を体験できるイベントを、1年を通じて開催しています。
 1月に行われるのは、オリジナルカレンダー作り。筆で好きな文字を書き入れ、世界に一つだけのカレンダーを完成させます。
 夏休みには、道風記念館で子ども向け企画展「おののとうふう」を開催。対象学年に合わせて、ワークショップも行っています。
 秋には、親子向けのイベントを文化フォーラム春日井で実施。書をはじめとする伝統的な文化を学び、体験できます。
 そのほか、春日井まつりなどのイベントでも書に触れる機会を提供しています。

道風記念館

書専門の珍しい美術館

 小野道風が書いたとされる平安時代の古筆から、現在活躍中の書家の作品まで、約2,700点を収蔵。展覧会などを通じて、書を鑑賞する楽しさを伝えています。

所在地:松河戸町5丁目9番地3

 平安時代の能書として知られる小野道風(894〜966)は、現在の春日井市で誕生したと伝えられています。

書道科の導入

「書のまち」ならではの取り組み

 幼い頃から筆に親しんでもらうことを目的に、市立小学校では全学年で書道の授業を実施。「とうふうさんのように字がうまく書けるように」と小学1年生も筆を持ちます。全国的にも珍しい「書のまち春日井」の独自の取り組みです。

道風展

伝統ある若手書家の登竜門

 1949年(昭和24年)に始まった全国公募の書道展。未就学児から一般まで、幅広い年代の方から寄せられた力作が展示されます。伝統や古典を学びつつ、道風の進取の気風を受け継いだ新しい書を生み出すことをめざしています。