○第六次春日井市総合計画基本構想

平成29年12月18日

議決

1 市の将来像

暮らしやすさと幸せをつなぐまちかすがい

(将来像に込めた思い)

私たちのまち春日井は、日本のほぼ中央に位置する名古屋圏を代表する住宅都市として発展してきました。充実した交通網、豊かな自然などの恵まれた地理的条件を活かし、質の高い住環境と快適な都市空間の形成に努め、選ばれるまちとして「暮らしやすさ」という魅力を築いています。

私たちは、この恵まれた環境に甘んずることなく、先人たちが築き上げた「春日井」に感謝し、愛着と誇りを抱き、次世代へふるさとを引き継いでいかなければなりません。

住み慣れたまちで安心して年齢を重ねること、子どもが健やかに育つこと、人と人のつながりや生きがいを持つこと、いつまでも豊かな自然のもと快適な環境で過ごすことは、いつの時代にあっても私たちの願いです。

これらを実現するためには、生活を支える安定した社会を構築した上で、さらなるまちの魅力を高め、多くの市民が「暮らしやすさ」を感じるまちとすることが重要です。

そして、「暮らしやすさ」とともに、その先にある「幸せ」を多くの市民が実感できるまちにしていくことも大切です。

「幸せ」のかたちは人それぞれです。健やかに生きること、日々の生活の中で小さな喜びを感じること、あたたかな笑顔がそばにあること、希望を持つこと、夢を実現すること、誰かの喜ぶ顔を見ること・・・ 「幸せ」は、私たち一人ひとりの心を豊かにし、人生を豊かにし、暮らしを彩ります。

いろいろなかたちの「幸せ」が増え、色彩を帯びた一人ひとりの暮らしがたくさんになることで、まちがカラフルとなり、さらなるまちの「魅力」につながります。

世代を超えて誰もが「暮らしやすさ」と「幸せ」を実感できるまちづくりを行い、これらを人から人へ、家族から地域へ、今から未来へつないでいくことをめざします。

2 基本目標

「暮らしやすさと幸せをつなぐまちかすがい」を実現するため、長期的な視点に立ち、次の四つの基本目標を掲げ、総合的なまちづくりを展開します。

基本目標1 安全・安心なまち

生活と健康を守り、生涯にわたって幸せに暮らすことができるまちを実現します。

政策方針

(防災)

・自助・共助・公助の切れ目のない連携に基づく災害に強いまちづくり

(生活安全)

・市民・地域・行政が一体となり、犯罪や交通事故を減らす安全なまちづくり

(健康)

・私たち一人ひとりがいつでも「健康」を意識し、生涯にわたり健康づくりに取り組むことができるまちづくり

(福祉)

・高齢者や障がいのある人が安心して社会に参加することができ、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるまちづくり

基本目標2 子どもの笑顔があふれるまち

安心して子どもを産み、育てることができ、やさしさとたくましさを持った子どもを育み、夢や誇りを持つことができるまちを実現します。

政策方針

(子育て)

・安心して子どもを産み、育てることができる環境の中で、全ての子どもがいきいきと育ち、全ての子育て家庭がいきいきと過ごせるまちづくり

(教育)

・社会全体で良質な学びの場を提供し、次世代を担う子どもの健やかな心身と確かな学力を育むことができるまちづくり

基本目標3 思いやりと生きがいが育つまち

思いやりが人と人をつなぎ、一人ひとりが輝くまちを実現します。

政策方針

(市民活動)

・地域の課題解決に向けて、市民・地域・行政がそれぞれの特性を活かした連携ができるまちづくり

(共生)

・誰もが思いやりの心を持って、互いを尊重し、責任を分かち合い、個性と能力を十分に発揮することができるまちづくり

(文化・スポーツ)

・誰もが「いつでも」、「どこでも」、「いつまでも」文化やスポーツに親しみ、生きがいを持って、心豊かに暮らすことができるまちづくり

基本目標4 活力とやすらぎのあるまち

「春日井」の魅力を明日へつなぎ、みんなで未来を創るまちを実現します。

政策方針

(都市基盤)

・快適な都市基盤の整備と自然環境の保全のもと、まちと自然が調和した誰もが住み続けたくなるまちづくり

(産業)

・未来への活力と人の交流を創出する産業とにぎわいのもと、誰もが安心して働けるまちづくり

(環境)

・私たち一人ひとりが環境にやさしい行動を実践し、豊かな自然と快適な生活環境を次世代につなぐ持続可能なまちづくり

第六次春日井市総合計画基本構想

平成29年12月18日 議決

(平成29年12月18日施行)

体系情報
第1類 規/第1章
沿革情報
平成29年12月18日 議決